このたび、21名の子どもたちがベテランの新聞記者経験者のサポートを受けながら、神戸医療産業都市(KBIC)の施設や研究者の取材を行い、記事を作成し、完成した新聞を神戸市立の全小中学校に配布するプログラムを、読売新聞大阪本社「新聞のちから」委員会と共同で実施しました。
神戸発の手術支援ロボット「hinotori™(ヒノトリ)」や世界トップクラスの性能を誇るスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」、眼の病気の研究開発から治療、リハビリなどを一つ屋根の下で行う国内唯一の施設「神戸アイセンター」をはじめ、3日間で7つの施設を訪れ、KBICで行われている最先端の取り組みや研究について直接触れながら、取材をしてもらいました。
講師6人の話を聞いて熱心にメモを取り、「KBICミライ新聞」作成に向けがんばったジュニア記者の様子をご紹介します!




1日目は、まず新聞社講師による実践講義。
実践講義を終えたら・・いざ出陣!
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新しい薬の研究開発や、薬ができるまでの工程や仕組みについて教えていただきました。
- 新しい薬をつくっているところがKBICにあること、新しい薬ができるまで時間がかかることを知って驚きました。
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視覚障がい者をサポートするさまざまな道具を使った体験や施設の役割について教えていただきました。
- 目が不自由な人に対しての機器や技術が親切ですごいと思いました。神戸アイセンターのことを、市民にもっと知ってほしい!
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- 初日なので、話を聞くのに必死。メモが追い付かない!
- 1日目は緊張していたので、あまり質問できなかった。
初日の講義を思い出し、この日も各施設での見学、
取材やインタビューを行いました!
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大学で行われている世界初の医療技術の開発や研究内容について教えていただきました。
- インジェクタブルゲルという外では液体なのに体に入るとゲル状になる技術に驚いて感動した!知らなかった世界がひろがった。
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医師の手術を支援する神戸発のロボット「hinotori™」について、名前の由来や開発に至った経緯等について教えていただきました。
- 手術支援ロボットhinotori™が印象的だった!ドラマを見るとお腹を開いて手術をしているところが多いので、驚きました。
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新型コロナウイルス対策にも活躍した世界トップクラスのスーパーコンピュータ「富岳」の性能や利用方法などについて教えていただきました。
- ニュースでしか見たことのなかったスーパーコンピュータ「富岳」はすごい迫力!自分が想像しているものとは違った。大きくてびっくり。
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- 大事なことを先にメモするように気を付けた。
- 2日目の方がうまく質問したり、メモが取れるようになった!
体験3日目の最終日は、新聞社講師による講義を受け、
これまで取材をしてきた原稿の最終確認、
まとめ(発表)を行いました。
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- 記者の体験はすごく大変でした。
- 文章を書くのが苦手で大変だったけれど、新しい出会いや経験ができたことはうれしかった!
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- 神戸医療産業都市について詳しく知ることができた。聞いたことはあったが、何なのか、どう世の中に役立っているかを知ることができました。
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- 自分が大人になったときは逆に、こういったことを子供達に自分が伝えて、未来につないでいかないといけないと思いました。

実際の医療現場の様子や医師のお話。普段入ることのできない集中治療室の見学をさせていただきました。