神戸医療産業都市推進機構 本庶記念神戸基金

本庶記念神戸基金、感謝状贈呈式を開催しました。2021年10月8日

 去る9月3日(金)、神戸医療産業都市推進機構は、本庶記念神戸基金感謝状贈呈式をオンライン形式で開催しました。

 「本庶記念神戸基金」は2020年11月に高度な医療をいち早く患者さんにお届けすることを目的に研究環境のさらなる充実を目指して創設され、現在までに総額25,750,000円(個人21名、団体7社)の多額のご寄付を頂戴しております。

 このたびの贈呈式では高額寄付団体を代表して、家次恒様(シスメックス株式会社、代表取締役会長兼社長CEO)、芦田信様(JCRファーマ株式会社、代表取締役会長兼社長)にご臨席いただき、弊機構の本庶佑理事長よりウェブ上にて感謝状を贈呈しました。

Zoomウェビナーで開かれた感謝状贈呈式

Zoomウェビナーで開かれた感謝状贈呈式

 式典にあたり、本庶理事長は「機構は昨年20周年を迎え、神戸が日本最大級のバイオメディカルクラスターに発展する原動力として活動してきた。この4月には次世代医療開発センターを開所し、感染症分野の人材を招くとともに、点在していた既存の研究部門を集め、分野間の交流を図り新しいイノベーションを促したいと考えている」と今後の抱負を述べ「こうした施設からさらに新しいシーズを生みだすためには、絶えざる資金が必要となる。今後とも基礎研究の成果を革新的な医療技術として患者の皆さんに届けることに邁進していきたい。シスメックス株式会社様、JCRファーマ株式会社様をはじめ、ご寄付いただいた皆さまへの感謝と末永い支援をお願いしたい」とつづけました。

家次恒様(シスメックス株式会社、代表取締役会長兼社長CEO)に感謝状を贈呈する本庶理事長

家次会長(シスメックス株式会社)に感謝状を贈呈する本庶理事長

 家次会長は「本庶記念神戸基金が創設され、私どもも協賛をさせていただいた。ポートアイランドの医療産業都市に新しい研究拠点ができるというのは、非常にありがたいこと」と祝辞を述べられ「シスメックスは神戸にも研究機関を持ち、今もコラボレーションをしている。企業側としてはその研究成果を、いかにかたちにしてグローバル発信できるかというのが大きな責務だ」と神戸での今後の更なる飛躍に力を込められました。

芦田信(JCRファーマ株式会社、代表取締役会長兼社長)

芦田会長(JCRファーマ株式会社)

 芦田会長からは「本庶記念神戸基金に協力することができ、大変光栄に思っている。我が国の研究レベルは、かつては世界的な多くの研究が日本人主導で行われ、世界から高い評価を得ていた。近年、世界での評価が低くなっている現状は、大変憂慮すべきことだと思っている。次世代医療開発センターから世界に通用する多くの若手研究者が育つことを期待している」と、日本の基礎研究への憂慮と未来へのメッセージをいただきました。

 家次会長、芦田会長からそれぞれに温かな言葉を賜り、式典は和やかな雰囲気のもとに行われました。

 このたびのご寄付により、シスメックス株式会社様はプラチナ(1,000万円以上)、JCRファーマ株式会社様はゴールド(500万円以上)の称号にそれぞれ達しました。両社には感謝状と記念盾の贈呈のうえ、寄付者銘板にご芳名を掲載させていただきます。

 

本庶記念神戸基金_特典
左から「感謝状」「記念楯」「銘板」

 本庶記念神戸基金への貴重なご寄付は、革新的医療技術をいち早く患者さんにお届けするための基盤施設の整備や研究支援に活用させていただきます。

本庶記念神戸基金へのご寄付はこちらから

 

 

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