先端医療研究センター神経変性疾患研究部

星　美奈子Minako Hoshi, Ph.D.

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• 職名	神経変性疾患研究部長
  最終学歴	東京大学大学院理学研究科（生物化学専攻） 博士課程修了 1991年3月
  学位	理学博士（東京大学）1991年３月
  専門分野	病態医科学
  ResearchGate	https://www.researchgate.net/profile/Minako-Hoshi
  researchmap	https://researchmap.jp/mmh

主たる職歴

所属学会

Society for Neuroscience

メッセージ

「研究者」と言っても、興味の対象も、どのように研究を進めるかも、本当に様々で、そこにはただ一つの正解というのはありません。自分が、なぜ研究をしたいのか？、によって、自分がどういう研究者で在りたいのかということが決まり、後はそれに応じて自ずと決まっていきます。私の場合、コンセプトの発見、そのコンセプトを試し、モノに落とし込む、という３つのプロセスを大切にしています。なぜなら、私の場合は、小さなことでも良いので新しいコンセプトを世界に提示し、さらに、それがみんなの役に立つようなモノの形にしたいという思いがあるからです。中には、とにかくコンセプトを発見し、それを自分で証明することが大切という研究者もいます。また、会社と一緒に社会にインパクト与えることが絶対の目標という研究者もいます。そこには正解はなく、それぞれが最も面白いと思い、適したことをやるのが、実は最も効率が良く、それは脳科学の観点からも理にかなっています。唯一、どういう研究者にとっても大切なことがあります。それは、まるで子供のように新しいものを発見していく創造性と、見つけたものをプロとして厳密に評価し提示する技術者としての能力です。後者については、訓練することが可能ですが、前者については自分自身の感覚を磨くしかありません。創造性は準備が出来た人のところに降りてくる。永年やっていて本当にそう思います。私達の生きている世界には、まだまだわからないことが沢山あります。是非、多くの方が、その人にしかできない、面白い研究をやっていって、世界をより良い場所に変えていって欲しいと願っています。

研究テーマ

もともとは、自分というものはどういうシステムで決まっているのか、と言う興味から、ここまで歩いて来ました。今は、脳がどうやって創造性を発揮しているのかを識りたいと思い、創造性が壊れていく神経変性疾患を研究しています。

メディアでの紹介

1. 「アミロスフェロイド」発見（文部科学省にて2003年5月）
   日本経済新聞・朝日新聞・読売新聞・毎日新聞・東京新聞（2003.05.13)、日経産業新聞・日刊工業新聞・化学工業日報・日本工業新聞・日刊ゲンダイ（2003.5.14)、科学新聞・薬事日報（2003.5.16)、日経バイオテク、全国地方紙
2. アミロスフェロイドとアルツハイマー病について 科学技術新聞（2004.8.20）１面
3. 新規アミロスフェロイド計測技術について 日経産業新聞「未来プロジェクト」(2008.6.10-11）
4. JSTサイエンスチャンネルニュース（2013.1.16） 「難病に挑む大学発ベンチャー」
5. アルツハイマー原因タンパク質構造解明（2015.5.23）京都新聞
6. 「アルツハイマー病原因タンパク質の構造解明」(2015.7.21）
   関西情報サイト Kansai Window（関西地域振興財団), KANSAI Close-up
7. 「脳神経を死滅させる仕組み解明　アルツハイマー病」(2015.7.31）共同通信
8. 「アルツハイマー病、脳の神経細胞死 新標的を発見 神戸の研究員ら」(2014.7.31）神戸NEXT
9. 「脳神経死滅分子を発見 アルツハイマー予防に光」(2015.8.1）神戸新聞
10. 「アルツハイマー病に関与 脳神経死滅防ぐ手法」(2015.8.1）日本経済新聞
11. 「脳神経死滅 仕組み解明 アルツハイマー 動物実験で」(2015.8.1）読売新聞
12. 「脳細胞死滅の仕組み解明　アルツハイマー治療に道」(2015.8.1）毎日新聞
13. 「脳神経死滅の仕組み解明 治療薬の候補物質も発見」(2015.8.1）京都新聞
14. 「アルツハイマー病の原因物質 標的分子を発見」(2015.8.3）日刊工業新聞
15. 「iPS実用神戸で期す-京大系ベンチャー開発拠点集中に商機」(2018.8.14）神戸新聞