機構についてABOUT US

理事長のご挨拶

日本の未来を担う神戸医療産業都市の推進拠点

 神戸医療産業都市は、阪神・淡路大震災によって大きな被害を受けた神戸経済を立て直し、市民の命を守り、人類の健康と福祉に貢献することを目的としてスタートしました。当機構は、2000年3月、この神戸医療産業都市を推進するための中核拠点として井村裕夫初代理事長のもと財団法人先端医療振興財団として発足、2018 年に本庶佑第2代理事長のもと現在の「公益財団法人神戸医療産業都市推進機構」に発展改組されました。神戸医療産業都市の発展は目覚ましく、現在、高度専門医療機関を含め360を超える企業や団体が集積し、約1万2千人が働く国内最大級のバイオメディカルクラスターに成長しています。神戸医療産業都市推進機構は、その中核的支援機関として産学官医の連携・融合を推進しております。
 我が国は、世界に先駆け少子高齢化社会に突入し、様々な医療課題に直面しつつあります。また、新型コロナウイルス感染症による災禍も記憶に新しいところです。これらの医療課題をどう解決し健康寿命を延伸するかは、我々に課せられた大きなミッションです。神戸医療産業都市には、これら課題に取り組む基盤となるサイエンス、医療、橋渡し研究、計算科学、企業群などが育ってきています。また、医学も基礎と臨床が一体となり、ヒト疾患の成り立ちを生物学的に解明するまで進化を遂げてきています。神戸医療産業都市推進機構は、今まで以上にこれら活動の連携・融合を図り、その相乗効果により新たな産業を創出、これを現実の医療に戻すことにより、神戸市・神戸市民の付託に応え、強靭でしなやかな健康長寿社会の実現に向け、神戸から世界へ発信していく役割を担ってまいります。
 今後とも皆様方の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

公益財団法人神戸医療産業都市推進機構理事長 成宮 周

公益財団法人神戸医療産業都市推進機構理事長 成宮 周