先手を打って行った医療産業進出 3Dプリンター導入異業種からの医療機器開発 - 超音波透過ゲル Echo Gel PAD開発の伴走支援
-
- 支援サービス
- 医療機器の開発・事業化支援 | 助成金・補助金・優遇措置 | 事業用地の購入
-
- 製品名
- 超音波透過ゲル Echo Gel PAD
- 会社名
- 八十島プロシード株式会社
-
- 製品概要
- 超音波診断用軟質ゼリーの代替材料
The Challenge開発・製品化の背景
先手を打って行った医療産業進出
3Dプリンター導入
2006年、社歴70年目にして、半導体・機械分野で培ってきた精密加工技術の医療分野展開を決断した八十島プロシード株式会社は、当時全国で唯一、異業種の医療分野進出を支援していた神戸市の後押しを受け、医療機器販製造売業等とのコネクションを構築してきました。売上は順調に推移し、2011年には3Dプリンターを導入。2020年には3D市場拡大を見越し、神戸医療産業都市に自社工場を設立し、本社機能も集約しています。
自社生産の強味を活かし医療現場に寄り添う製品に
超音波診断では、凹凸のある体表面や表層部分を観察する場合において画像の抽出が困難となっています。Echo Gel PADを従来の軟質ゼリーに置き換えて使用することにより、凹凸部位や表在部位を明確に描出し、アーチファクトのない画像抽出が可能です。八十島プロシードは、Echo Gel PADの分子設計、配合調整、成型まで一貫して自社で実施。用途に合わせたオーダーメイドの形状の設計・成型のご相談にも応じています。
The Solution神戸医療産業都市の支援
異業種からの進出をコーディネーターが丁寧にサポート
異業種から医療分野に飛び込んだ八十島プロシード社は、医療知識に精通した社員が一人もいない中で医療部門を立ちあげ、医療系の学会に足しげく通い、少しづつ知識と人脈を広げていかれました。 当初から、神戸医療産業都市推進機構のコーディネーターが医療機器の開発に必要なノウハウを提供したり、新工場設立の際にもアドバイスを行うなど、継続的に支援を行っています。また、超音波診断用ゲルの開発は、2018年に神戸医療産業都市研究開発助成金の交付を受けスタートしました。
The Results達成した成果
日本全国に広がる使用実績
Echo Gel PADは現在、整形外科、形成外科、口腔外科など多くの診療分野で日本全国の病院で採用されています。また、工業用非破壊検査分野においては、水などを使用せずに検査が可能になるため応用が広がっています。
神戸医療産業都市の事例に
相談を依頼するCase Studies研究・製品化事例
-
再生医療 研究事例
新しい骨折治癒促進治療難治性骨折(偽関節)患者に対する再生医療:CD34陽性細胞移植の研究支援
神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 整形外科学
-
再生医療 製品化事例
神戸医療産業都市推進機構発オリジナルシーズ再生医療等製品(CD34陽性細胞)の開発
先端医療センター病院
(現 神戸市立医療センター中央市民病院) -
再生医療 製品化事例
難治性眼表面疾患に対する新規治療法再生医療等製品「サクラシー®」開発支援 | 研究・製品化事例 | 神戸医療産業都市
京都府立医科大学
ひろさきLI株式会社
Services神戸医療産業都市の各種支援サービス
研究開発から事業化まで
ワンストップでサポート
神戸医療産業都市では研究開発から事業化まで、多種多様な企業様のニーズにマッチした多彩な支援サービスを提供しています。専任のコーディネーターがガイド役となり、ニーズ探索から研究、開発、薬事、販路開拓まで一貫したワンストップの支援を提供します。