オープンイノベーションで再生医療の実用化を加速細胞自動培養装置 iACE2 (アイエースツー)
都市内企業との連携開発を支援
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- 支援サービス
- 医療機器の開発・事業化支援 | 医療機関・産学連携支援
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- 製品名
- iACE2 (アイエースツー)
- 会社名
- 株式会社日立製作所
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- 製品概要
- 細胞自動培養装置
The Challenge開発・製品化の背景
オープンイノベーションで再生医療の実用化を加速
日立製作所は再生・細胞医薬分野を研究重点領域の一つとしている住友ファーマ(旧 大日本住友製薬)や京都大学と研究を推進し、細胞自動培養装置iACE2(アイエースツー)を完成しました。iPS細胞の実用化に向けた取り組みが国内外で急速に進む中で、課題となっているのが細胞の大量培養技術です。再生・細胞医療分野のプロジェクトを推進しているパートナーとの連携を経て実現した本製品により、品質の高い細胞を安定的に提供することが可能となりました。

The Solution神戸医療産業都市の支援
神戸医療産業都市内企業との連携
日立製作所は2017年に神戸医療産業都市に「日立神戸ラボ」を開設されました。埼玉県の基礎研究センタから神戸医療産業都市に拠点を移したことで、パートナー企業である住友ファーマの研究施設が近くなり、自動培養試験がスムーズになったことが製品化を後押し。神戸医療産業都市の連携環境が開発サポートとなった事例となります。

The Results達成した成果
国内初の細胞自動培養装置
iACE2は、再生医療等製品に使用するiPS細胞の商用製造が可能な装置として、国内で初めて製品化され、2019年に第1号機が住友ファーマの再生・細胞医薬製造プラント(SMaRT)に納入されました。再生医療等製品の製造管理および品質管理の方法に関する基準であるGCTP省令に適合させるために必要な機能を有した、国内初の装置として、臨床に使用するiPS細胞を大量に自動で培養することができます。

神戸医療産業都市の事例に
相談を依頼するCase Studies研究・製品化事例
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再生医療 研究事例
新しい骨折治癒促進治療難治性骨折(偽関節)患者に対する再生医療:CD34陽性細胞移植の研究支援
神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 整形外科学
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再生医療 製品化事例
神戸医療産業都市推進機構発オリジナルシーズ再生医療等製品(CD34陽性細胞)の開発
先端医療センター病院
(現 神戸市立医療センター中央市民病院) -
再生医療 製品化事例
難治性眼表面疾患に対する新規治療法再生医療等製品「サクラシー®」開発支援 | 研究・製品化事例 | 神戸医療産業都市
京都府立医科大学
ひろさきLI株式会社(現:CynosBio株式会社)
Services神戸医療産業都市の各種支援サービス
研究開発から事業化まで
ワンストップでサポート
神戸医療産業都市では研究開発から事業化まで、多種多様な企業様のニーズにマッチした多彩な支援サービスを提供しています。専任のコーディネーターがガイド役となり、ニーズ探索から研究、開発、薬事、販路開拓まで一貫したワンストップの支援を提供します。