2021.01.12
神戸医療産業都市推進機構 伊藤 尚基 老化機構研究部 上席研究員が、
日本筋学会 「Young Investigator’s Award 最優秀賞」を受賞
- お知らせ
詳細な内容
神戸医療産業都市推進機構の伊藤 尚基 老化機構研究部 上席研究員が、2020年12月18~20日に開催された第6回日本筋学会学術集会において「Young Investigator’s Award最優秀賞」に選出されました。
同賞は、同学会において優れた研究を発表した若手研究員に送られるものです。
超高齢化社会において、フレイル・サルコペニア※は、喫緊の社会的・経済的問題となっていますが、現時点においては、これらを引き起こす原因は不明な点が多いとされています。
今回の研究発表では、伊藤 尚基上席研究員らのグループが、特に脳の外側視床下部における「Slc12a8」「Sirt1」というタンパク質が、骨格筋機能を制御していることを明らかにし、骨格筋機能に関わる新しい分子メカニズムを明らかにしました。
サルコペニア・フレイルが発症する原因の解明に繋がるため、今後のフレイル・サルコペニアの予防・治療薬の研究開発において、大きく貢献できることが期待されます。
<参考>
※フレイル:「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」を表す概念で、要介護状態に至る前段階の位置づけ。
※サルコペニア:加齢に伴って筋肉が減少し、握力や歩行速度の低下など機能的な側面をも含めて定義されている。
サルコペニアが進行すると転倒、活動度低下が生じやすく、フレイルが進行して要介護状態につながる可能性が高くなるため、サルコペニアはフレイルの一つの重要な要因ともいえる。
◆今井研究グループ(写真上部、右から2番目が伊藤上席研究員)
◆先端医療研究センター 老化機構研究部HP
https://www.fbri-kobe.org/laboratory/research2/
同賞は、同学会において優れた研究を発表した若手研究員に送られるものです。
超高齢化社会において、フレイル・サルコペニア※は、喫緊の社会的・経済的問題となっていますが、現時点においては、これらを引き起こす原因は不明な点が多いとされています。
今回の研究発表では、伊藤 尚基上席研究員らのグループが、特に脳の外側視床下部における「Slc12a8」「Sirt1」というタンパク質が、骨格筋機能を制御していることを明らかにし、骨格筋機能に関わる新しい分子メカニズムを明らかにしました。
サルコペニア・フレイルが発症する原因の解明に繋がるため、今後のフレイル・サルコペニアの予防・治療薬の研究開発において、大きく貢献できることが期待されます。
<参考>
※フレイル:「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」を表す概念で、要介護状態に至る前段階の位置づけ。
※サルコペニア:加齢に伴って筋肉が減少し、握力や歩行速度の低下など機能的な側面をも含めて定義されている。
サルコペニアが進行すると転倒、活動度低下が生じやすく、フレイルが進行して要介護状態につながる可能性が高くなるため、サルコペニアはフレイルの一つの重要な要因ともいえる。
◆今井研究グループ(写真上部、右から2番目が伊藤上席研究員)
◆先端医療研究センター 老化機構研究部HP
https://www.fbri-kobe.org/laboratory/research2/
お知らせ配信日
2021年01月12日
入力者
神戸医療産業都市推進機構